気まぐれ備忘録

名古屋の町おこしお兄さんを応援しているオタク

恋のクレイジーロード見てきたよ

最近めっきり映画鑑賞からは離れていたんだけど、フォロワーさんから声をかけていただき幸運にも舞台挨拶付きの恋のクレイジーロードを見る機会に恵まれたので見に行ってきた。

ameblo.jp

 

わたしがボイメンに本格的にハマるきっかけとなったのがダブルミンツだった。これも別に原作ファンだったというわけではなく、元々繋がっていた田中推しが「これはやばい!」と大興奮していたツイートを見て、当時洋画にズブズブで映画に対するフットワークの軽かったわたしは原作もボイメンも知らなかったけれど、軽率に見に行った。むちゃくちゃ面白かったし、この田中俊介さんとかいう人本当に歌って踊るの?と疑問に思ったくらい俳優を本職にしている人に見えた。

それからメンバーが様々な映画に出たがなんやかんや見に行くことがなく、メンバーが出ている映画を見に行くのはダブルミンツぶりになった。

 

わたしはこの映画を見に行く前に君の名前で僕を呼んでという映画を見に行ったんだけど、これがとにかくこの世の楽園かと思うような北イタリアの綺麗な風景と、顔の綺麗な男たち、そして同性愛が扱われているということで、わたしとしてはひたすら画面が美しくてそれだけでお腹がいっぱいだった。満足だった。

わたしとしては同性愛要素が1番キャッチーに感じたんだけど、その同性愛要素ってこの映画の言いたい事にはきっと全然関係なくて、男同士だったとしても、日本人とは全く違う価値観で生きている人たちでも、ひと夏の恋から得る衝動だったり、喜びだったり、もどかしさ、別れの切なさ、あのきっと一生忘れないだろうという感覚とか、それは誰もが通りうる道であって何も特別な物語ではないんだなと。2時間ちょっとの映画なんだけど、本当にひと夏を主人公たちと過ごした気がしたし、あのエンドロールのこれからもエリオの、登場人物たちの人生は続いていくと思わされる感じがすごかった。

 

どうしてこの映画の感想を挟んだのかというと、多分恋クレも同じことなのかなと思ったから。チューヤンとすみれは明らかに人を殺してきているし(殺したのは覚醒チューヤンかな)、女装男は言うまでもなく異質なんだけど、そういう自分とは全く違う背景を持った彼らのたった18分間で描かれた恋の物語も、きっとそこにある恋の形とか愛の形は特殊なものじゃないんだろうなと思った。ある意味普通のどこにでもあるようなものなのかもしれないと思った。

女装男がチューヤンに一目惚れしたのも「何で?」って思ったりするけど、ここに来る前に人殺してきただろとか、女装男だとかそういうの取っ払うと、一目惚れは一目惚れでそれ以上でもそれ以下でもないよなあとか思ったり、チューヤンに振られてブチってももらえなくて、バスから放り出されて、でもその後の「幸せになれよ!!!」と言いながらバスとは反対方向へ歩いていく女装男は、普通の人だなあと思った。あのどこかすがすがしいような表情がすごく良かった。

チューヤンはすごく印象的だったシーンが、女装男に迫られているときにビビって座席の端へ端へ寄ろうとするんだけど、ちゃんとすみれを守れるような体勢をとっていたところ。普通に彼女を守ろうとする彼氏じゃん!と思った。

 

短編映画だから語られない部分が多いし、正直チューヤンの設定は余裕で2時間映画作れるよねと思ったんだけど、でも18分というスピーディーさが良いんだと思った。恋物語が重要なんであって、彼らの背景についてくどくど語るのは無粋なのかもしれない。素直じゃないようで素直なようで素直じゃないような物語という感じがしたので、もう1回見てちゃんと解釈固めたい。1回じゃ噛み砕ききれなかった部分もあるから、ちゃんと意図をくめていたのかは不安。

 

しゅんくんの映画はダブルミンツで見ていたんだけど、そのときはボイメンのオタクでも何でもなかったので、ボイメンのオタクとしてしゅんくんの映画を見るのはこれが初めてだった。オタクだから贔屓目が入っちゃうんだけど、この映画のしゅんくんを見て、この人は映画の中で生きていける人だと思った。白石監督がしゅんくんについて「役者としてのナルシズムがなくて、映画のパーツになりきれる」と言っていたけど、そう!!!わたしの言いたいことそれ!!!って思った。

わたしピーク時より全然映画見なくなって、それでも洋画なら映画館に足を運ぼうって思う。基本的に邦画より洋画の方が好きな人間で、クオリティが~なんて全然言うつもりなくて、わたしは洋画の方が素直に映画の世界観に没入できるから好き。海外の俳優大体名前分からないし(ハリウッドにバンバン出るような有名人だったら知ってる)、この人はこういうイメージというものも沸かないし、人種が違うからすぐ見分けつかなくなったりするし、出てくる場所も日本とは全然違う実際に行ったことも見たこともない土地。全く身近じゃない要素ばかりなので見るときに余計な情報が入らなくて、登場人物も出てくる場所も全部映画のために存在しているって思える。映画のパーツだって素直に思える。

しゅんくんの演技は上手いからとかじゃなくて、映画のために存在しているって思える心地よさがすごく好き。洋画を見ているときに感じられる心地よさに似ている。自分に役が乗り移ったから田中俊介としてのオーラが消えてるんじゃなくて(見た感じ憑依型って感じはしない)、映画のために存在している、映画のパーツだからオーラが消えてる。でもしゅんくんが本当にいきいきとしていることとか、ものすごく呼吸しやすいんだろうなというのは分かる。もちろんボイメンだってしゅんくんの居場所の1つだと思うけれど、「映画」もこれからきっとボイメンと同じくらいしゅんくんの大切な居場所になっていくんだろうなと思った。

 

だいぶこねくり回した文章を書いてしまったけど、こういう単館系のアンダーグラウンドな雰囲気が似合うのすごく良い。ぶっ飛んだ演技さすがだった。ビビってるときと覚醒したときの声色の別人ぶりとかすごい好きで、いつも聞いてるしゅんくんの声なのにしゅんくんじゃなかった。

少女漫画とか若い女の子向けの作品とかすぐにバズりやすい作品に合っているタイプの役者ではないと思うんだけど、個性派な感じの役柄ができるところがすごい好きなので、映画に出たからボイメンや田中俊介って名前が売れるとかそういうこと特に関係なしに、時間はかかっても好きこそものの上手なれで映画界から、ドラマでも舞台でも色々なところから必要とされる役者になってほしいなあと思った。アングラ系も似合うけど、日曜9時にTBSでやってる社会派系の作品も絶対ハマるとわたしは思ってる。

というかこれ、今のところ円盤化の予定ないらしいんだけど、本当に好きな作品だから住んでいる場所の関係で見られない人だったり、後々しゅんくんのファンになる人のためにも円盤化してほしいなあ。円盤化してほしいなあ~~~~~~~~!!!!

 

最後に映画の中身とはあまり関係ない話を。

これ本当、辻本推しとして語るとめちゃくちゃ羨ましい~~~!!!!!!の一言しかない。超羨ましい。二重人格の殺人鬼?超羨ましい。トリップして白目剥いちゃう演技とかめちゃくちゃ好きだし。推しのクレイジーな役柄とか全オタクが見たい。わたしも見たい。ダブルミンツからこうやって広めてもらえたり、力を見込んでもらえたり、そういうところ含めて羨ましいと思う。多分これと全く同じシチュエーションが辻本くんを推していて起こりうるかと考えたら正直限りなく可能性は低いと思う。でもそれでいいと思ってる。

最近他のメンバーとか他メンのオタクに対して「羨ましい…」と思うことがよくある。歌が上手いからこういうことやらせてもらえていいなとか、演技班だから推しのこと映画館のスクリーンで見られて羨ましいとか。だけどそんな風に10人それぞれが自分の得意なものとか個性を活かして、そのメンバーなりに届けられる幸せをオタクに与えてるのってめっちゃ良いなってしみじみ思う。これでこそグループだなあ。

というわけでわたしはそろそろスポーツをやっている辻本くんが見たいです。